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ED治療薬の種類とおすすめの選び方|勃起薬の違いとクリニック別の料金を解説

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※CLINICFORの情報提供元CLINICFOR

「ED治療薬って、バイアグラ以外に何があるの?」「勃起薬って種類が多そうで、どれを選べばいいか分からない」——ED治療を調べ始めた人が最初にぶつかる疑問です。

実は、覚えることは多くありません。ED治療薬(いわゆる勃起薬)として国内で承認されている成分は3種類だけ。バイアグラ(シルデナフィル)、レビトラ系(バルデナフィル)、シアリス(タダラフィル)です。3つはすべて同じ仕組み(PDE5阻害薬)で効く仲間で、診療ガイドライン上の有効性はほぼ同等。違うのは「効き始めの速さ」「持続時間」「食事の影響」「価格」の4点だけです。

この記事では、3種類の違いを比較表で整理し、優先したいことから選ぶ考え方、ジェネリックと海外製の違い、そしてオンラインクリニックごとの取扱薬剤と料金まで、初めての人が知っておきたい全体像をまとめます。

この記事のポイント
・国内承認のED治療薬は3成分。効き方は同じで、スピード・持続・食事影響・価格が違う
費用重視ならシルデナフィル、時間の自由度ならタダラフィル、速さならバルデナフィルが選ばれやすい
・ジェネリックなら1錠300円前後から。国内承認品と海外製(未承認)は安全性の枠組みが別物
・2026年8月末からシアリスは薬局でも購入可能に(10mgのみ・薬剤師の確認が必要)
・どの薬が合うかは体質と持病で変わるため、最終判断は医師の診察

ED治療薬(勃起薬)の種類は3つ|まずは比較表で全体像をつかむ

3種類の違いを1枚にまとめました。数値はPMDA(医薬品医療機器総合機構)公開の添付文書に基づく目安です。

項目 バイアグラ
(シルデナフィル)
レビトラ系
(バルデナフィル)
シアリス
(タダラフィル)
効き始めの目安 30分〜1時間 15〜30分と速い 30分〜1時間
(ピークは約3時間とゆっくり)
持続時間の目安 約3〜5時間 約5〜8時間 最大36時間
食事の影響 受けやすい(空腹時推奨) やや受ける(脂っこい食事は注意) 受けにくい(食前・食後可)
副作用の傾向 ほてり・頭痛が比較的出やすい 中間程度 比較的マイルド(まれに背部痛)
国内の用量 25mg・50mg 10mg・20mg
(先発レビトラは販売終了)
5mg・10mg・20mg
ジェネリック価格帯
(1錠・目安)
約300〜800円 約900〜1,400円 約600〜1,200円
※効き方・持続には個人差があります。価格は2026年9月時点の主要オンラインクリニック掲載価格に基づく目安(税込)です。

3つとも「性的刺激があったときに、陰茎の血流を助けて勃起をサポートする」薬で、飲めば自動的に勃起する薬でも、性欲を高める薬でもありません。この共通の仕組みを踏まえたうえで、それぞれの個性を見ていきます。

同じ仕組みなのに、なぜ違いが出るのか

勃起は、性的刺激で陰茎の血管を広げる物質(cGMP)が増え、海綿体に血液が流れ込むことで起こります。このcGMPを分解してしまう酵素がPDE5で、3成分はいずれもPDE5の働きを抑えてcGMPを保つ「PDE5阻害薬」です。「勃起薬」とひとくくりに呼ばれますが、効く原理は3つとも完全に同じです。

違いを生むのは、成分ごとの化学的な性質です。バルデナフィルは水に溶けやすく吸収が速いため効き始めが早く、タダラフィルは水に溶けにくく吸収も分解もゆっくりなため、立ち上がりは遅い代わりに血中に長くとどまり最大36時間の持続につながります(体内で薬が半分に減るまでの時間は、タダラフィルが他の2成分の約4倍です)。「速い薬は短く、遅い薬は長い」——この対応関係を覚えておくと、3種類の使い分けが直感的に理解できます。

各薬剤の特徴|スピード型・バランス型・持続型

バイアグラ(シルデナフィル)|実績と価格のバランス型

1999年に日本で承認された、世界で最初のED治療薬です。臨床データの蓄積が最も厚く、ジェネリック(シルデナフィル錠)の選択肢が多いため、1錠300円前後からと3成分の中で最も費用を抑えやすいのが実用上の強みです。

弱点は食事の影響を受けやすいこと。脂肪分の多い食後に飲むと吸収が落ち、効きが弱く・遅くなることがあります。空腹時か、食後2時間あけての服用が基本です。錠剤のほか、水なしで飲めるODフィルムを扱うクリニックもあります。バイアグラとジェネリックの関係はバイアグラとシルデナフィルの違いで詳しく解説しています。

レビトラ系(バルデナフィル)|速さを求める人の選択肢

水に溶けやすい性質から効き始めが15〜30分と3成分の中で速いのが特徴です。先発品レビトラは2021年に販売中止となり、現在は国内承認のジェネリック(バルデナフィル錠)が処方されています。

食事の影響はバイアグラより小さいものの、標準的な食事量(約700kcal・脂質控えめ)を超えると影響が出るとされます。価格帯は3成分の中では高めで、「服用から本番までの時間を短くしたい」場面を重視する人に選ばれやすい薬です。

シアリス(タダラフィル)|時間に縛られない持続型

最大36時間という持続時間と、食事の影響を受けにくい使い勝手が特徴です。金曜の夜に飲めば週末をカバーできることから「ウィークエンドピル」とも呼ばれます。効き始めはゆっくりで、血中濃度のピークは服用後およそ3時間。予定が読めないデートや旅行との相性がよく、作用がマイルドなぶん副作用も比較的出にくいとされています。

シアリスの時間の使い方は効果が出るまでの時間と飲むタイミングで、低用量を毎日飲むデイリーという使い方はシアリスは毎日飲んでも大丈夫?デイリータダラフィルの効果で詳しく解説しています。

その他の成分と「薬局で買えるシアリス」

  • アバナフィル(ステンドラ系)・ウデナフィルなど:海外で承認されている成分ですが、日本では未承認です。一部クリニックが医師の個人輸入で扱いますが、重篤な副作用が出ても公的な救済制度の対象外という前提を理解しておく必要があります
  • OTC版シアリス:2026年8月末から、日本初のED用市販薬としてシアリス®(タダラフィル10mg)が全国の薬局・ドラッグストアで発売されました。処方箋は不要ですが要指導医薬品のため薬剤師のチェックシート確認が必須で、用量は10mgのみ・1回1箱(4錠)まで。希望小売価格は4錠5,808円(1錠あたり約1,452円)です

どう選ぶ?|優先したいことから逆引きする

「どれが一番いい薬か」ではなく「自分の使い方に合うか」で選ぶのが基本です。ED診療ガイドラインでは3成分の有効性はほぼ同等とされているため、優先順位を1つ決めると迷いが消えます

優先したいこと 選ばれやすい成分
費用を抑えて続けたい シルデナフィルのジェネリック(1錠300円前後〜)
予定が読めない・食事やお酒と一緒に タダラフィル(最大36時間・食事影響小)
飲んでから短時間で臨みたい バルデナフィル(15〜30分)
副作用が心配・初めてで不安 タダラフィルの低〜中用量から。または各社のお試しセットで数種類を少量ずつ試す
タイミング管理そのものをなくしたい 低用量タダラフィルの毎日服用(デイリー・医師の管理下で)

初めてで決めきれない場合は、3成分を2錠ずつ試せる「お試しセット」を用意しているオンラインクリニック(DMM・クリニックフォアなど)で、体の反応を確かめてから継続する薬を決める方法が現実的です。1回で効果を判断せず、同じ薬を条件を整えて数回試すのが標準的な考え方です。

年代によっても「合いやすい薬」の傾向は変わる

EDの原因は年代で傾向が異なり、それが薬選びのヒントにもなります。

  • 30〜40代:ストレスや「また失敗するかも」という不安が引き金になる心因性EDの割合が高い年代です。効き始めの速いシルデナフィル・バルデナフィルで確実に成功体験を積み、不安のループを断つアプローチが選ばれやすい傾向があります
  • 50代以降:動脈硬化・高血圧・糖尿病など血管の変化が背景にある器質性EDが増えます。体調に波があってもタイミングを細かく管理しなくて済むタダラフィル(単発または低用量デイリー)が生活に組み込みやすく、並行して生活習慣病の管理に取り組むことが効果の土台になります

もちろんこれは傾向にすぎません。実際の原因は混在することが多いため、年代よりも「自分の使い方と体質」を軸に、医師と相談して決めてください。

ジェネリック・海外製・先発品の違い|「安い」の中身を見分ける

同じ成分でも価格には大きな幅があります。理由は「先発品か、国内承認ジェネリックか、海外製(未承認)か」の違いです。

  • 国内承認ジェネリック:先発品と同じ有効成分・同量で、血中濃度の推移が同等であることを試験で確認して承認された薬。効果・安全性の枠組みは先発品と同じで、価格は先発品より4〜6割ほど安いのが一般的。副作用被害救済制度の対象
  • 海外製ジェネリック(国内未承認):一部のオンラインクリニックが医師の判断で個人輸入して処方。国内品よりさらに安いが、重篤な副作用が出ても救済制度の対象外。この違いを理解したうえで選ぶ必要がある
  • 個人輸入・海外通販(自分で買う):厚生労働省の調査で流通品の約4〜7割が偽造品と報告されており、選択肢に入れないでください。安さの代償が健康被害では本末転倒です

迷ったら「国内承認ジェネリック」を基準にするのが、価格と安全のバランスが取れた選び方です。

クリニック別の取扱薬剤と料金|オンライン診療の横断比較

ED治療薬は医療機関の処方で入手します(OTC版シアリスを除く)。通院不要で価格も抑えやすいオンライン診療が現在の主流です。主要6サービスの取扱と料金を整理します。

※価格はすべて税込・2026年9月時点の各公式サイト掲載情報に基づく目安です。最新の料金・在庫は各公式サイトでご確認ください。ED治療は自由診療(全額自己負担)です。

クリニック 取扱成分と代表価格(1錠) 診察料/送料・特徴
DMMオンライン
クリニック
シルデナフィル290円〜/タダラフィル669円〜/バルデナフィル942円〜(いずれも海外製まとめ買い時。国内製も併売)+アバナフィル・ODフィルム 0円/550円。24時間受付・最短当日発送・お試しセットあり
イースト駅前
クリニック
バイアグラジェネリック440円〜/タダラフィル900円〜/バルデナフィル等(国内承認薬のみ 0円※/1,100円。全国の実店舗で当日受け取り可
レバクリ 国内承認ジェネリック281円〜(シルデナフィル25mg)/タダラフィル10mg定期840円〜 0円/550円。8時〜26時・コンビニ/郵便局受取可
クリニックフォア シルデナフィル335円〜/タダラフィル775円〜/バルデナフィル1,100円〜+アバナフィル・合剤 初診1,650円(条件により無料)/550円。全国18院の対面と併用可
デジタルクリニック
(デジクリ)
シルデナフィル277円〜ほか3成分(まとめ買いで単価減) 初診1,650円(条件により無料)/別途。24時間・顔出し不要の電話診察
elife シルデナフィル50mg 3錠2,450円〜/タダラフィル20mg 3錠3,700円〜+ODフィルム・デイリー 0円/送料無料。定期便前提・7時〜23時半
※イースト駅前は処方に至らなかった場合のみ診察料3,300円。海外製ジェネリックは国内未承認のため、副作用被害救済制度の対象外です(DMM・レバクリ・デジクリ等の公式サイトに明記)。

DMMオンラインクリニック|種類の幅とお試しセット

シルデナフィル(バイアグラ系) 海外製30mg 1錠290円〜(30錠まとめ買い)/国内製25mg 396円・50mg 770円/ODフィルム25mg 704円〜
タダラフィル(シアリス系) 海外製11mg 669円〜(30錠)/国内製10mg 定期792円・20mg 1,144円
バルデナフィル(レビトラ系) 海外製11mg 942円〜(30錠)/国内製20mg 1,408円
お試しセット 3成分×各2錠 3,520円〜(低用量海外製)・5,170円(国内製スタンダード)
診察料/送料 0円(初診・再診とも)/550円
診療時間・受け取り 24時間受付(年末年始除く)/最短当日発送・コンビニ受取可

3成分+アバナフィル・ODフィルムまで揃い、国内製と海外製を予算に応じて選べる取扱の幅が特徴です。診察は24時間受付のビデオ通話で、まとめ買い・定期便で単価が下がる設計。3成分を少量ずつ試せるお試しセットがあるため、「まずどれが合うか確かめたい」入門者と相性のよいサービスです。

※価格はすべて税込。最新の料金は公式サイトでご確認ください。※DMMオンラインクリニックはオンライン診療のプラットフォームサービスです。診療は提携先医療機関である、医療法人社団DMHが行っています。

DMMオンラインクリニック 公式サイトはこちら

イースト駅前クリニック|国内承認薬のみ・対面でも受け取れる

シルデナフィル(バイアグラ系) バイアグラジェネリック25mg 440円〜/50mg 440〜1,030円/先発バイアグラ・ODフィルムも取扱
タダラフィル(シアリス系) ジェネリック10mg 900〜1,200円/20mg 900〜1,600円。先発シアリス(10mg 1,200円/20mg 1,600円〜)・低用量デイリー(タダラケア)も取扱
バルデナフィル(レビトラ系) レビトラジェネリック 10mg・20mgを取扱
診察料/送料 0円(処方に至らない場合のみ3,300円)/1,100円
診療時間・受け取り 平日10:00〜21:30/土日祝10:00〜17:30。全国40院以上の実店舗で当日受け取り可
特徴 取扱は国内承認薬のみ(救済制度の対象)。診察は電話だけ・アプリ不要

扱うのは国内承認薬のみという方針で、救済制度の対象になる薬だけで治療したい人に向いています。全国の主要駅前に実店舗があり、オンラインと対面を切り替えられるため、「今夜必要になったので近くの院で受け取る」という使い方ができるのは6サービスで唯一の強みです。送料は1,100円と高めなので、郵送メインなら他院、対面の選択肢を持ちたいならこちらという整理になります。

イースト駅前クリニック 公式サイトはこちら

レバクリ|国内承認ジェネリックを低単価で

シルデナフィル(バイアグラ系) 国内承認ジェネリック25mg 281円〜(海外製は150錠まとめ買いで246円〜)
タダラフィル(シアリス系) 10mg バラ913円/定期840円(10錠8,399円)/20mg 1,133円〜
バルデナフィル(レビトラ系) 10mg・20mgを取扱(国内承認ジェネリック)
お試しセット 国内製3種トライアル(シルデナ25mg・バルデ10mg・タダラ10mg×各2錠)+高用量プラスセット
診察料/送料 0円(初診・再診とも)/550円
診療時間・受け取り 8:00〜26:00・365日(予約は24時間)/最短即日発送・コンビニ/郵便局受取可

国内承認ジェネリックが1錠281円〜と、承認薬に絞った中では単価を抑えやすい価格設定です。診察は8時〜26時と夜遅くまで対応し、薬はコンビニ・郵便局でも受け取れるため、家族に知られたくない人でも使いやすい設計。まとめ買い・定期で単価がさらに下がります。

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クリニックフォア|対面18院と併用できるハイブリッド型

シルデナフィル(バイアグラ系) 25mg 335円〜(30錠セット時)
タダラフィル(シアリス系) 10mg 定期775円〜/20mg 951円〜。デイリーも取扱
バルデナフィル(レビトラ系)ほか 10mg 1,100円〜/20mg 1,180円〜。アバナフィル・早漏との合剤も取扱
お試しセット 3種トライアル4,490円/5種7,490円
診察料/送料 初診1,650円(条件により無料)・再診0円/550円
診療時間・受け取り 7:00〜24:00/最短翌日到着。全国18院の対面クリニックと併用可

オンラインと全国18院(東京・大阪・福岡など)の対面を状況で使い分けられるのが独自の強みです。副作用が出たときや直接相談したいときに対面へ切り替えられる安心感は、初めてED治療を受ける人にとって価値があります。取扱成分は4種+合剤と幅広く、国内承認ジェネリック中心の処方です。

クリニックフォア 公式サイトはこちら

デジタルクリニック(デジクリ)|顔出し不要・24時間の電話診察

シルデナフィル(バイアグラ系) 25mg 277円〜(30錠)/150錠まとめ買いで245円〜
タダラフィル/バルデナフィル いずれも取扱あり(5錠〜150錠で選択・まとめ買いで単価減)
お試しセット 3成分×各2錠の飲み比べセットあり
診察料/送料 初診1,650円(条件により無料)・再診0円/別途
診療時間・受け取り 24時間365日/ポスト投函(関東一部はバイク便当日配送・別料金)
特徴 音声通話のみ・顔出し不要の診察。診察後も24時間チャット相談可

診察はクリニックからの電話(音声のみ)で顔出し不要。ビデオ通話に抵抗がある人でも受診しやすく、深夜・早朝も対応します。薬はポスト投函なので在宅の必要がなく、受け取りの気まずさを最小限にしたい人向けの設計です。

デジタルクリニック 公式サイトはこちら

elife|診察料も送料も0円・薬代だけのシンプル設計

シルデナフィル(バイアグラ系) 50mg 3錠2,450円〜(1錠あたり約817円)/ODフィルム50mg 3枚2,800円〜
タダラフィル(シアリス系) 20mg 3錠3,700円〜/デイリー5mg 30錠6,600円(初回キャンペーンあり)
バルデナフィル(レビトラ系) 20mg 3錠4,980円〜
診察料/送料 どちらも0円(費用は薬代のみ)
診療時間・受け取り 7:00〜23:30・365日/16時までの決済で最短当日発送
特徴 定期便前提(バラ売り原則なし)。支払いはクレジットカードのみ

6サービスで唯一送料まで無料で、かかる費用は薬代だけという分かりやすさが持ち味です。ODフィルムやデイリータダラフィル、複数の薬を組み合わせるセットなど品揃えも広め。定期便前提のため、単発で1錠だけ試したい人より、続ける前提の人に向いています。

elife 公式サイトはこちら

なお、シアリス(タダラフィル)に絞って6院の料金・プランを細かく比較した記事を別に用意しています。持続型を軸に検討する場合はシアリスのオンライン処方のおすすめ|クリニックの料金比較と選び方を参考にしてください。

服用前に必ず確認したいこと|飲めない人・併用できない薬

ED治療薬は多くの人が安全に使えますが、命に関わる組み合わせがひとつだけあります。狭心症などで使う硝酸薬(ニトログリセリン・硝酸イソソルビドなど)との併用です。血圧が急激に下がる危険があるため、どの成分でも絶対に併用できません。頓用薬として「持っているだけ」でも必ず申告してください。

  • 服用できない主なケース:硝酸薬・リオシグアト使用中/心筋梗塞・脳卒中の発症後6か月以内/管理されていない高血圧・低血圧/重度の肝機能障害 など
  • 申告が必要な薬:前立腺肥大の薬(α遮断薬)、一部の抗真菌薬・抗菌薬・抗HIV薬、降圧薬など。市販薬・サプリも含めてすべて伝えるのが安全です
  • 共通の注意:1日1回・24時間以上あける/グレープフルーツは控える/4時間以上勃起が続く場合はすぐ受診

持病や服用中の薬がある人は、オンラインでも対面でも、問診で正確に伝えることが自分を守る最短ルートです。なお、ED治療が保険適用にならない理由はEDが保険適用外なのはなぜ?で解説しています。

薬剤別のさらに詳しい解説記事

気になる薬が決まってきたら、それぞれの詳しい解説に進んでください。

ED治療薬の種類に関するよくある質問

Q. 「勃起薬」とED治療薬・精力剤は違うものですか?

「勃起薬」は俗称で、医療の場で処方されるED治療薬(PDE5阻害薬)を指すのが一般的です。一方、ドラッグストアや通販の「精力剤」は食品・サプリに分類され、EDを改善する効果は医学的に確認されていません。勃起の仕組みに直接働く作用が確認されているのは、この記事で紹介した医薬品だけ——ここを混同しないことが、遠回りしないための第一歩です。

Q. 結局、初めてならどれを選べばいいですか?

一律の正解はありませんが、「費用重視ならシルデナフィル」「時間の自由度と副作用の少なさ重視ならタダラフィル」が入門の2大候補です。決めきれなければお試しセットで両方を少量試し、体の反応で選ぶのが確実です。持病がある場合は成分選びごと医師に委ねてください。

Q. 薬局で買えるようになったなら、病院はもう不要ですか?

薬局で買えるのはシアリス10mgのみで、1回4錠まで・薬剤師の確認が必要です。20mgへの増量や他成分への変更、ジェネリックによる費用圧縮はできません。単発で試すには便利ですが、継続的に使うなら用量調整と価格の面で医療機関(オンライン診療含む)の処方に分があります。

Q. ED治療薬に依存性はありますか?飲み続けると効かなくなりますか?

身体的な依存性はなく、耐性で効かなくなるという確かな報告もありません。ただし、加齢や生活習慣病の進行で体感が変わることはあります。効きが落ちてきたと感じたら、薬のせいと決めつけず、血圧・血糖などの背景要因を医師と確認するのがおすすめです。

Q. 3種類を同じ日に飲み比べてもいいですか?

いけません。ED治療薬同士の併用は副作用が強く出るおそれがあり、安全性が確立されていません。別の薬を試すときも24時間以上(薬によってはそれ以上)あけて、1回に1種類が原則です。切り替えのペースは処方時に医師へ確認してください。

Q. お酒と一緒に飲んでも大丈夫ですか?

少量(ビール1〜2杯程度)なら大きな問題はないとされますが、飲みすぎはNGです。アルコール自体が勃起の反応を鈍らせるうえ、薬の血管拡張作用と重なってめまい・血圧低下が起きやすくなります。食事とお酒の席が多い人は、食事の影響を受けにくいタダラフィルを軸に、飲酒は適量にとどめるのが現実的な折り合いです。

Q. 副作用が出たらどうすればいいですか?

頭痛・ほてり・鼻づまりは3成分共通のよくある副作用で、薬が抜けるとともに自然におさまるのが一般的です。頭痛がつらいときは市販の鎮痛薬を併用できる場合が多いですが、自己判断で追加せず医師か薬剤師に確認を。つらい副作用が続くなら、用量を下げる・別の成分に替えるといった調整で改善できることが多いため、我慢せず処方元に相談してください。

まとめ|3種類の違いを知れば、選び方はシンプル

  • 国内承認のED治療薬はシルデナフィル・バルデナフィル・タダラフィルの3成分。有効性はほぼ同等
  • 違いは速さ・持続・食事影響・価格の4点。優先したいことを1つ決めれば絞り込める
  • 価格と安全のバランスなら国内承認ジェネリックが基準。個人輸入は選択肢外
  • 入手はオンライン診療が主流。取扱成分・診察料・送料・受け取り方法でクリニックを選ぶ
  • 硝酸薬との併用は絶対NG。持病・服用薬がある人は必ず申告を

勃起薬というと身構えてしまうかもしれませんが、ED治療薬は正しく選べば多くのケースで満足度の高い改善が期待できる成熟した治療です。まずは自分の優先順位を決め、医師と相談しながら「自分の1錠」を見つけてください。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断・治療を代替するものではありません。効果・副作用には個人差があります。ED治療は自由診療(全額自己負担)です。掲載価格は2026年9月時点の目安であり、最新情報は各公式サイト・医療機関でご確認ください。